生後2ヵ月からのスリープトレーニングの記録③ 眠れる環境作り編
間があいてしまいましたが、前回朝ちゃんと起きて生活リズムを整えようとしたところまで書きました。この時点ではまだまだ寝かしつけにてこずっていました。いつも寝ていたSleepyheadは、眠いけど眠れない辛く苦しい場所と認識されてしまったのか、置いた瞬間に必ず泣くように悪化したようですらありました。
とにかく試行錯誤…
まず読んでみた『安眠ガイド』の寝かしつけの章に、いくつかの寝かしつけ方法が書いてありますが、生後2か月にはちょっと早すぎるものばかりな感じがします。枕元にぬいぐるみやタオルを置いて寝かせるのは2か月ではまだ心配で、おしゃぶりはすぐにぺっと出されてしまい安眠グッズ作戦は失敗。隣で寝たふりも添い寝じゃないからか、全く意味がありませんでした。この本では寝る前30分間のイチャイチャタイムで赤ちゃんを安心させることがキーなのですが、生後2か月の赤ちゃんと30分過ごすというのはなかなか難しく…。多少は落ち着かせる効果があるようだった絵本を読むことと、2か月の娘の目にもなんとか認識できていたウォールステッカーの動物たちへのおやすみツアーを試してみてはいました。眠すぎてそんなことしてるとギャン泣きという日のほうが多かったのだけども…。
授乳後、私の膝の上で眠りこける娘。当時は悩んでいたけど、今思うとこれはこれで可愛かった…
そこで次にやってみようと思ったのが、ねんねトレーニングについてネットで調べたときによくあげられていた泣かせておく寝かしつけです。『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』という本が有名なようだったので買おうとしたのですが、日本語訳がイマイチというレビューがあったのとKindle版はなかったので、英語でこの本を買って読むことにしました。(多分、日本語訳があるのはこの英語版とは別の本だと思います。)
The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers
- 作者: Gina Ford
- 出版社/メーカー: Ebury Digital
- 発売日: 2012/03/31
- メディア: Kindle版
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読み始めてすぐに気がついたことは、ネットでは泣かせておく部分ばかりがフォーカスされているけれど、大事なのはそこではないということ。泣かせるスリープトレーニングの前に、安眠ガイドと同じで生活リズムを整えることと、赤ちゃんの眠りを阻害する全てのファクターを取り除いた環境作りをすることが必要なことに気がつきました。
眠るための環境作り
ちょうど同じ時期に、保健士さんが産後の定期検診で自宅に来てくれたので、昼寝も含めた寝かしつけの問題を相談しました。そこで次のことを指摘されました。
- 昼寝を明るいリビングでさせているから上手くいかない。私が活動しているのとは違う静かな部屋でさせるべき。
- 夜も私達が寝るよりももっと早い時間に寝かせるべき。そのためには別室で寝ることになる。
- 別室で寝かせるために、ベビーモニターを買ったほうがいいのでは。
大して広くない私達のアパートではどこにいても泣けば聞こえるから、モニターなんて絶対に必要ないと思っていたアイテムです。電動搾乳器に続き、産前は必要ないと思っていたものを買うことになりましたが、毎晩7時に寝てくれるようになった後にはなくてはならない物になりました。
そもそも、私達はいつも娘を私達と同じ部屋にいさせていました。昼も夜も寝たり起きたり、泣いたら授乳だからそれで問題ないとと思っていました。つまり、娘は私達が寝る時間まで、テレビもついている明るい部屋にいたのです。新生児の頃はそれでも普通に寝ていたので、生後2か月過ぎてもそのままでした。けれども、ずっと真っ暗なお腹の中にいた赤ちゃんには、生活リズムをつけて環境を整えて昼夜の区別をつけてあげる必要があるんですね。新米お母さんお父さん達でも、こんなこと知っていて当たり前なのでしょうか。お恥ずかしながら、私達は問題に直面するまで全く考えていませんでした。
『Sleep Guide』にも、昼寝も含めて寝るときは真っ暗な部屋で、寝やすい環境作りをすることがまず推奨されています。とりあえずは、娘の昼寝時はリビングのカーテンを閉めるだけで試してみましたが、遮光カーテンではないので日中はあまり暗くならず、私も自分の物音が気になるようになっただけで、大した効果は得られませんでした。なので、腹をくくって暗くても見える赤外線カメラのついたモニターを買い、娘の部屋は遮光カーテンでも窓の隙間から光が洩れて昼間は明るいので、窓に貼り付ける遮光シートも買いました。昼寝の時と夜私が隣で眠りにくるまでは、娘を一人で娘の部屋で寝かせる環境を整えて、いよいよ泣かせるスリープトレーニングに取りかかることにしました。