イギリス子育てレポート

イギリスで子育て奮闘中。調べたこと、やってみたこと、感じたことをレポートします。

生後2ヵ月からのスリープトレーニングの記録① きっかけ編

夜泣きするかしないかは運次第!?

娘が生まれるまで子育て知識ゼロだった私は、赤ちゃんの夜泣きは仕方がないもので、頑張って乗り切るしかない、夜泣きしない子もいるらしいから、するかしないかは運次第…なものだと思ってました。育児サイトにも一時的なものだから頑張って乗り越えるしかない的な書き方してあったりしませんか?なんでもお母さんは頑張らないといけないというプレッシャーを感じて憤りを覚えるのですが…勝手にプレッシャーに思ってるだけなのかもしれないけど!

 

驚いたことに、イギリスの人達の考え方はちょっと違うようで、正しい生活リズムを作ってあげれば解決する問題と認識されてる模様。生後4ヵ月頃、両親学級グループの1人がWhatsApp(英語版のLineみたいなチャットアプリ)で、

突然、夜中に頻繁に起きて泣くようになって死にそうな毎日だったけど、2週間引きこもってやっと昼寝のリズムが作れたら、かなりましになってきたよ。久しぶりに出かけたいから誰かお茶でもしない?

 

と言ってきたり、検診の待合室で隣のお母さんと話してたら、

6ヵ月だけど、まだ生活リズム整えてないから夜泣くのよね。そろそろなんとかしないといけない。

 

なんて言っているのを耳にしました。どの程度きっちりやるかは人によるけど、私の周りは結構みんな毎日のスケジュールを大切にしているような感じ。そういう私は、生まれる前は何も知らなかったのに、色々あって生後2か月頃から割ときっちりスケジュールを導入することになりました。

 

よく寝てくれる子だったのに…

うちの娘は産まれてすぐからよく寝る子で(そのおかげで黄疸になりかかったけど)、置いてトントンするか、授乳したりしばらく抱っこして座っていればいつまにか寝ていて、そのまま置いたらいつでもどこでも寝てくれました。でも、そんな手抜き寝かしつけが通用するのはそう長くは続きませんでした…生後1か月半をすぎた頃から、だんだんトントン攻撃が効かなくなり、背中スイッチの精度もアップ。置いたら泣いて抱っこしてを繰り返してたら、あれ、いつの間にか3時間も経ってる…なんて毎日になっていました。夜泣きはしないものの毎日夕方になるとグズグズで、もしかしてcolic*1なのでは…colicなら根性で頑張るしかないと思って絶望したりしました。

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この頃、Sleepyheadというベビーベッドのインサートのようなものを使っていて、持ち運べるからソファの上やらあちこちで寝かせていました。

 

基本的に根性なしの私。子育てもかなり夫に甘やかしてもらって助けてもらってなんとかやってこれただけ。でも、平日の夕方はさすがに夫に助けてもらうことはできない…この状況を至急なんとかしないといけない、と思っていたところに、私より4ヶ月早く出産した友人が「最近、自力で眠れるようになるようにスリープトレーニングをしてるよ」と教えてくれて、藁にもすがる思いでスリープトレーニングについてアレコレ調べ始めたのでした。

 

早速スリープトレーニングに挑戦

最初はとりあえずインターネットの情報を読んで始めてみました。置いて泣いても何分間は泣かせておいて、だんだんその時間を長くしていく、というようなやり方で。ですが、ネットで集めらる情報はどうしても断片的です。正しくやれてるのか自信が持てないから、夫も私も泣き続ける娘を放っておけなくて断念。ちゃんと本読んで研究してから自分たちの方針を決めてやる必要があるね、という結論に至りました。そこでまず読んだのがこの2冊

赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

 
The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers

The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers

 

読んですぐわかったのは 、いきなり自力で寝るように泣かせてたなんて完全に間違い!生活リズムを整えることから始めないといけない、ということでした。その頃の私と娘の生活は、本に書いてあるやっちゃいけないことそのまま。朝は寝ててくれるならいつまででも寝かせておき、昼寝は電気もテレビもついたリビングでさせて、夜は私たちが食事をした後にお風呂に入れて9時頃から寝かしつけすれば早いほう、という生活でした。まずはちゃんと朝起きて、寝る環境を整えて昼寝の時間を調整するところからスタートしないと!

 

ということで、生後2か月の娘の生活リズム作り計画がスタートしました。ただ、こんな小さな赤ちゃんにスケジュールスケジュールって言うのはどうなんだろう…っていう思いもありました。何も言わずに見守っててくれたけど、たぶん義母はあまりよく思っていなかったはず。それでも、毎日の寝かしつけと黄昏泣きに疲れて果てた私には、周りのことは気にせずやってみるしかなかったのです。

 

また続きます。

 

シリーズ記事はこちら

生後2ヵ月からのスリープトレーニングの記録① きっかけ編

生後2ヵ月からのスリープトレーニングの記録② スタート編

生後2ヵ月からのスリープトレーニングの記録③ 眠れる環境作り編

生後2ヵ月からのスリープトレーニングの記録④ 寝かしつけ編

生後2か月からのスリープトレーニングまとめ

*1:日本語で言う黄昏泣きに近い。一般的に、生後3週間頃から始まって3時間以上激しく泣くことが3日以上続くと定義され、特に夕方に起こりやすく原因は複数の説があるが、一部の赤ちゃんには成長過程で避けられないもの。[What to Expect the First Year]