イギリス子育てレポート

ロンドンで子育て奮闘中。調べたこと、やってみたこと、感じたことをレポートします。

生後2ヵ月からのスリープトレーニングの記録④ 寝かしつけ編

前回、寝かしつけに悩んでジーナ・フォードの本を買ってみて、まずは暗い部屋で寝かせるようにしたところまで書きました。

yumih.hatenablog.com

きっちり一日のスケジュールが決まっているジーナ・フォードのやり方は、日本語でも英語でもレビューは賛否両論です。覚悟して読み始めましたが高圧的な書き方にびっくり!自分のやり方以外は絶対に認めないという感じで、読んでいてイラっとしてきます。でも、そんだけ言うならやってみようじゃないか、という気がしてくるから不思議です。

 

書いてあるスケジュールそのものは、清水悦子さんが書いている安眠スケジュールとあまり変わりません。朝寝をして長い昼寝をして短めの夕寝をし、月齢が進むにつれて夕寝をなくし朝寝をなくし、最後は昼寝もいらなくなっていく。違うのはこのスケジュールに取り組む姿勢です。清水さんの場合は、問題がなければこのスケジュールにしなくてもいいし、赤ちゃん主導で進めるというスタンスです。ジーナの場合は、親主導できっちりこのスケジュールにという感じです。どちらにしても毎日理想のスケジュール通りにはいきません。本に書いてあることはガイドラインとして使えばいいだけです。しかも、娘はとにかく眠い子だったので、いつも一つ下の月齢のスケジュール感でちょうどいいくらいでした。

 

The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers

The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers

 

 

昼寝のタイミングをつかむ

書き方にうんざりしつつもジーナ・フォードの本を読んで、非常に役に立った情報が2つあります。1つ目は、生後2か月程の赤ちゃんが起きていられるのはせいぜい2時間程度ということ。6ヶ月でも2時間半くらい。これを以上長く起きていると、疲れすぎて反対に眠れなくなってしまう。赤ちゃんの昼寝がうまくいかない原因の多くはこの疲れすぎにある、ということです。*1

清水さんの生後2~4か月の安眠スケジュールを見てはいたものの、毎朝7時まで寝ているわけではないので、朝寝がスケジュールより早くに始まったり長かったり短かったり、その後どういう風に調整していけばいいか悩んでいました。しかも、娘が目をこすったり眠いサインを出す頃には、もう眠すぎか疲れすぎで簡単には寝かしつけられない状態になっていたのです。

ですが、起きた時間から2時間がすぎないように意識して、眠くなりすぎる前に授乳は終えて、はっきり眠そうではなくてもこのタイミングになったら寝かしつけてみることで、眠すぎ疲れすぎのグズグズが避けられるようになりました。そして、薄暗い部屋で絵本を読んでウォールステッカーの動物たちにおやすみツアーをして寝かしつけると、大人しく寝てくれる確率が格段に上がったのです。朝寝は10時までとか夕寝は17時までとか細かいルールがあるのですが、とりあえずそういうのは無視して起きてから1時間半すぎから寝かしつける、という作戦で1日に3回の昼寝が上手くいくようになっていきました。

もちろん、すぐに毎回大成功ではありません。特に夕寝にてこずって時間がかかりすぎ、仕方がなく夕方散歩に出てベビーカーで寝かせる、ということはよくありました。それでも、おっぱいを寝かしつけに使う回数は段々減っていきました。そうすると、30分程で起きてしまっていたのが、1時間半とか2時間とかまとまって昼寝してくれるようになりました。2時間昼寝してくれると本当に助かります!たまった家事を片付けられるし、産後まだまだ疲れていたので一緒に昼寝したり、お出かけの予定があるならその時間にメイクしておいたり、生活に余裕が出てきました。

 

Crying Downで寝かしつけ

次に役に立った情報は、眠ろうとする赤ちゃんが泣くときに2種類の泣き方があるということです。眠っている赤ちゃんがお腹が空いて起きると、まず小さな声を出し始めます。この声に大人が気が付かず、赤ちゃんが放っておかれると少しずつ泣き声は大きくなっていきます。気づいてもらえるまで段々と泣き声を大きくしていくのです(Crying up)。眠いのに上手く眠ることができず泣いてしまう赤ちゃんの泣き方はこれと反対だそうです。まず大きな声で泣き始めます。 ですが、少しずつ泣き方にも間が空いていき、段々と泣き声も小さくなっていきます(Crying down)。眠いこと以外に何も問題がなければ、10~30分程かけて少しずつ泣き声が静まっていき眠りにつきます。

泣いている赤ちゃんを放っておくのは辛いですが、10分間は待って様子を見ます。まだ泣いている場合は、そっと部屋に入って低い声で話しかけたり頭をなでる、などあなたは一人じゃないのよってことを伝えたら静かに部屋を出ます。ただし、これも数分だけで時間をかけすぎないように済ませます。そしてまた10分待って、と繰り返します。ただし、こうして泣かせてもいいのは、赤ちゃんのお腹はいっぱいでオムツもきれいで、他に泣く原因が何もないときだけです。また、毎日決まったベッドタイムのルーティーンをして(清水悦子さんのいうイチャイチャタイム)、赤ちゃんを安心させてあげた後にするものです。*2

 

ただただ泣かせておくのは辛いし心配ですが、どんな泣き方でどの位なら許容範囲なのか基準ができたので、なんとか我慢することができたと思います。この寝かしつけを始めてしばらく経ったときに、娘の泣き方が大きくなったことがありました。これはいつもの泣き方と違う!とすぐに部屋に行ってみると、部屋が暑すぎてシーツが汗で湿っていたことがありました。問題があると本当に泣き方が大きくなるようです。

パートナーの協力も必要です。私の心が折れそうなときに、夫がもう少し待ってみようと言ってくれたお陰でなんとか10分待てた、ということは何度もありました。また、どうしても上手く眠れないときは、もう一度しっかり抱っこしてあげて子守唄を歌って安心させて、それから絵本を読んでウォールステッカーの動物たちにおやすみを言う、ベッドタイムルーティーンをしてあげたりしています。赤ちゃんが何を必要としているかは、最終的には親が自分の本能に従うのが正解だと思います。

 

そして数週間後…

Crying downでの寝かしつけは生後6か月頃までで推奨されています。幸い私たちは生後2か月とかなり早くに始めたので、数週間経つと数回ウェーウェーと言っただけで眠りにつくようになりました(もっと月齢が進んで、おっぱい飲みながらじゃないと眠れない、というように眠りを何かに結び付けていたらもっと時間がかかるのかもしれません)。寝る前のルーティーンが確立し、2、3時間かかるようになっていた寝かしつけが30分で済むようになりました。

当時の私たちのルーティーンはこんな感じでした。まずお風呂から出たらベビーマッサージをしてオムツをつけてパジャマを着せます。その後、授乳をして絵本を読んで、部屋に貼ってあった動物たちとお話するように娘と一緒に一日を簡単に振り返りおやすみを言います。これを寝る前に赤ちゃんを安心させる時間として、間接照明だけにした薄暗い部屋で静かに行います。そして、そっとSleepyhead(これが何かは過去記事をご覧ください)に置くと、少し泣いてもすぐに自分の指を見つけ、指しゃぶりをしながら眠りにつく、という流れができあがったのでした。

 

 

シリーズ記事はこちら

生後2ヵ月からのスリープトレーニングの記録① きっかけ編

生後2ヵ月からのスリープトレーニングの記録② スタート編

生後2ヵ月からのスリープトレーニングの記録③ 眠れる環境作り編

生後2ヵ月からのスリープトレーニングの記録④ 寝かしつけ編

生後2か月からのスリープトレーニングまとめ

*1:上の本の20ページ参照。

*2:以上は同上の本39~41ページを私なりに翻訳したものです。