イギリス子育てレポート

イギリスで子育て奮闘中。調べたこと、やってみたこと、感じたことをレポートします。

夜間にA&E小児科に行って思ったこと

週明けから娘の体調不良が続いています...熱は下がったけど喉が痛いのか、咳をしながらひたすら機嫌が悪い。明日はもっと元気になりますように。

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 娘の病気話続きます。

 

yumih.hatenablog.com

深夜の激混みA&E小児科でのこと

搬送されたから優先された?

救急車でA&E (accident and emergency)に着いたのは夜中の0時頃だったと思います。小児科の待合室は子供とその親でほぼ満席...救急車のparamedicの人たちは受付をしてくれて、多分娘の症状や経緯の説明もしてくれて、帰っていきました。

1時間は待つんじゃないかと覚悟していたところ、10分もかからないうちに周りで待ってる人たちよりも先に呼ばれました。

完全に推測ですが、111に指示を仰いで救急車も必要だから手配してもらって来たわけだから、飛び込みで行くよりは優先されたのではないかと思います。「症状によって呼ばれる順番が違います」って貼り紙があちこちに貼ってあったし。

 このとき近くに中国人かもしれないけれど、日本人にも見える夫婦が娘と同じくらいの男の子を連れて座っていました。

 

病院でひたすら待機

診察では、やはりクループでしょうってことでステロイドの経口薬をもらいました。それを自分たちで娘に飲ませたら奥の部屋のベッドでしばらく待つように、ということで移動してひたすら待ちました。

あまり詳しく説明もしてもらえない、本当に短い診察でした。先にネットで調べてた通りだったし、病院のスタッフみんなひたすら忙しそうだから何も言えませんでした。

 

待っている間、周りのベッドにはかなりの数の子供たちが運ばれてきました。転んで頭を打った子。ずっと嘔吐が続いている子。そんな時間にわざわざ病院にくるくらいだから、やっぱりそれなりに心配な症状の子ばかり。娘には今後ここにお世話になることなく成長してもらいたいものです...。

そして、まさかの2時間が経過。薬のおかげで娘の呼吸も普通になり、苦しさが収まったからか元気いっぱい。持ってきたお菓子を食い尽くして、ベッドで待つのにも飽きて動き回りたがったけど、病院スタッフが来てくれる様子は微塵もなく。

最後は、もうこんな元気なんで帰っていいですか?ってことで帰らせてもらいました。あのまま黙っていたら朝になっていたのでは...と思います。

 

深夜にA&Eに行って学んだこと

飛び込みで行ってはいけない

病室を出て待合室を通ったところ、まだまだ人があふれています。衝撃だったのは着いたときに先に待っていた日本人かなっと思った夫婦がまだそこで待っていたことです。私たちが着いてから2時間半は経っていたのに。

 家に戻ったら娘はあっという間にぐっすり眠って、数日でケロリと元気になりました。もちろん翌日私たちは寝不足でヘトヘトで、年のせいなのか、こういう予想外なことがあると数日は疲れが続いてきついです...子育てなんて予想外なことだらけだけど。

でも、もっと長く待っていた人がいると思うとぞっとします。病気の子供を連れて何時間も待つなんて。まずどう見ても人手が足りていない病院側も問題大ありではあるけれど、何かあるとすぐにA&Eに飛んでくる人もいるのかもしれません。

 

この病院は娘を出産した病院で、黄疸の疑いで生後4日の娘を連れて行ったところでもあります。その時も散々な目に遭いましたが、新生児を連れて少なくとも待合室で待たされはしませんでした。優先順位が高い子供のことはすぐに呼んでくれるんだと思いたいところです。

 

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111を活用する

念のため111に電話をしたのは正解でした。夫婦そろって無知だったので娘に何が起こったのか全く分からなかったので、パニックしてA&Eに飛び込んだかもしれません。救急車が来るのにも待たされたりはしたけれど、病院で待つより自宅で落ち着いて待つほうがはるかにましです。

実は今回の娘の体調不良でも、一度夜中に熱が39度を超えたので夫が念のため電話しました。形式通りの質問をされてる感はありましたが、急に様態が悪化したりしたらまた電話してくださいってことで、今回は様子見でした。

多分イギリスのかかりつけ医のGPはみんなそうだと思いますが、風邪程度なら薬局で買える薬を飲むように言うだけで何もしてくれないどころか、予約制だから電話をしても何週間か続いたら連絡してくださいってだけで診てもくれません。

999は本当に緊急のときしかかけられないけれど、111も24時間365日やっているので何か不安なことがあったら活用するに越したことはないと思います。

 

イギリスの医療制度には色々思うところがありますが、娘のクループ事件から学んだことを書きなぐってみました。