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イギリス子育てレポート

ロンドンで子育て奮闘中。調べたこと、やってみたこと、感じたことをレポートします。

赤ちゃん主導の離乳食Baby-led Weaning (BLW)をやってみた話

離乳食 イギリスで育児

前記事は脱線しましたが、最初から手づかみ食べを推奨している赤ちゃん主導の離乳食の進め方、Baby-led Weaning (BLW)を引き続き紹介していきたいと思います。

 

yumih.hatenablog.com

 

私がBLWをやってみた理由

娘の離乳食は5か月から日本の離乳食本を参考に始めました。10倍粥をちょっとずつ増やしていって、ドロドロにした野菜をちょっとずつあげて、6か月入ったら豆腐や白身魚もあげるようになって、という段階までスプーンであげていました。少しずつ食べられるものが増えるのが嬉しかったし、アレルギーもなくよく食べてくれるので楽しく進めていました。

そんな楽しい離乳食タイムが変わったのは6か月前半、スプーンを奪って自分で食べたがるようになりました。一度つかむと絶対に離そうとしない娘。もう1本スプーンを渡すとか、色々対策を考えてみたけれどあまり効果はなし。毎回離乳食タイムにはスプーンの奪い合いになって、食べ物は口に入らずにあちこちに飛び散るようになりました。

食後は毎回、娘の顔も手も髪の毛も拭いて、服は全とっかえで、床もテーブルも椅子も掃除して、段々離乳食タイムがストレスになっていきました。食事中も空のスプーンをくわえて離さない娘にイライラしてしまう私。このなんじゃ娘も食事を楽しめない・・・このままではまずいと思って試しに始めてみたのがBLWでした。

 

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スプーンおいしい、絶対離さないもんね!

 

参考にしたのは、BLWといえばこの本!とあちこちで紹介されているこちらの本です。この記事もこの本を元に書いていきます。
 

Baby-led Weaning: Helping Your Baby to Love Good Food

Baby-led Weaning: Helping Your Baby to Love Good Food

 

 

BLWの始め方

授乳は離乳食の前に

前記事にも書きましたが、この著者は大げさなくらいスプーンで食べさせることを否定していて、最初から手づかみで食べでスタートします。6か月頃、サポートがあれば真っすぐ座れるようになったら、家族が食事をしているところに一緒に座らせてスプーンやマグで遊ばせておき、自発的に食べ物に手を伸ばすようになったらスタートです。

最初のうちは、栄養を摂取するために食べ物を口に運ぶというよりも、色々な味や形の食べ物に触れて、食事は楽しいものと理解させるために食べさせます。

でも、お腹が空いていたら楽しめません。また、まだまだ栄養は母乳かミルクから摂らないといけません。なので、食事は授乳の後にあげます。私は離乳食あげてから授乳が普通だと思っていたのですが、イギリスだとこれよく言われているみたいです。でも、母乳かミルクでお腹いっぱいになってしまうから、「全然食べてくれないよー」と悩んでいる友達もいました。

でも、BLW的にはほとんど食べられなくて良いようです。栄養は母乳やミルクから摂れているから食べる量は関係ないとのこと。とにかく、赤ちゃんが食べ物に興味を持って楽しんでくれればいい、と考えます。しばらく続けていくうちに、段々と口に運ぶようになっていき食べるのが上手くなって、自然に体が必要とする栄養が増えるのと同じペースで摂取できる食べ物の量も増えていく、というのが基本の考え方です。

 確かに、スプーンであげても最初は小さじ1杯からスタートして、わずかな量しか食べません。でも、食べるようになってくれるまでは忍耐が必要かもしれません・・・。最初うちは日本の離乳食本を参考にスプーン食べでスタートした私なので、上の友達にも「私は授乳の前に食べさせてるからどんどん食べるよ」なんてアドバイスをしてしまいました。その子は、そうしたら沢山食べるようになった、と後で喜んでいましたが、BLW的にはそうまでして食べ物をこの時期に食べさせる必要はないと考えるようです。

 

手指の動きの発達

生後6か月の赤ちゃんは、指で物をつまむことはまだできません。手のひらでつかむことしかできません。手でつかむことができても、手の中にあるものを口に入れるために手のひらを開く、ということもできません。なので、手でつかんだときに手のひらからはみ出すくらいの大きさの食べ物を用意します。

はじめは手のひらからはみ出した食べ物しか食べられない赤ちゃんも、しばらくすると指を開いて食べることを学びます。9か月頃になると、親指と人差し指で小さなものをつまむこともできるようになります。

書いてあった通り、最初はこぶしの横からはみ出した食べ物しか食べられなかった娘は、親指側から食べてみたり、器用に腕を動かして小指側から食べてみたりしていました。それが、いつの間にか人差し指を開くようになり、中指も開くようになり、上手に手の中の物を全部口に入れられるようになっていきました。この手指の動きの発達は目を見張るものがありました。毎日ぐんぐん上達していくのを見られて嬉しかったです。

 

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はじめて自分で食べたニンジン

 

何を食べさせるか

日本のようにお粥からという指針はありません。最初は野菜などそのままの味を、と思いますが、BLWでは喉に詰まらせやすかったり塩分、糖分、脂肪分が高いものでなければ、最初から親と同じものを塩コショウを避けて与えて良いとしています。アレルギーに関しても家族にアレルギー歴がないなら、6か月より遅らせる必要なしというスタンスです。

 

長くなってきたので、具体的にどんな食べ物があげられているかは次回に続きます。