イギリス子育てレポート

ロンドンで子育て奮闘中。調べたこと、やってみたこと、感じたことをレポートします。

家事分担のため気を付けていること

仕事に復帰してもうすぐ一か月。あっという間でした。風邪で休んだり早速有休を使ったり、面の皮厚くかなりマイペースでやってきていますが、気を抜くとすぐに家事がたまってしまい、娘の着替えがない!ということが起こりそうです。日々の家事を効率よくこなすには夫との協力が不可欠です。

うちの夫は、家事育児は女性が中心にやるべき、というような一部の男性が持っている既成概念を全く持っていません。息子2人をこんな風に育て上げた義母には大感謝です。夫はかなりよくやってくれていると分かっているのに、余裕がないときはつい相手の気分を害することを言ってしまいます。今日は私自身の反省を込めて、どんなことに気を付ければ家事の分担が上手くいくかを書いてみたいと思います。

 

やったことを比較しない

まず多いのは、私はあれもこれもやったのにあなたはこれしかやってくれない、と考えてしまうことです。「私は帰宅してから洗濯物をたたんで夕飯を作って明日の娘の支度までしてるのに、なんであなたは娘の食事を食べさせただけで休んでるの?」とか、せっかく夕食を作ってくれても使った鍋や食器が汚れたままなのを見て「私が作るときは作りながら同時に片付けもするから、あなたは後で大して片付けしなくていいのに」と感謝する前に文句を言ってしまったり。(我が家では作らなかった人が後片付けをするルールになっています。)

お互いがこなした家事の量を比較してしまうんです。そうすると、自分自身もイライラするし、夫もせっかく家事をやっているのに文句を言われるのでたまったものじゃありません。しかも、大体こういう風にイライラしてしまうときは、夫が黙ってやってくれてる家事を見落としてしまうんです。私が夕飯を作っている間に夫はゴミ出しをしに行ってくれたりしているのに、そのことは当たり前のように受け止めて、洗濯物をたたまなかったことを非難してしまう、というような感じです。

私のこの態度はよくケンカの原因になります。その度に、協力したいのに競争してたら意味がない、と注意されます。全くその通りです。明らかに旦那さんの分担が少ない場合は理不尽な気もしますが、量を競っていても何も解決しません。相手がしてくれなかったことよりも、相手がしてくれたことにお互いが注目できれば感謝の気持ちが生まれ、ケンカが避けられるのです。

 

自分のやり方の押し付けない

もう一つ多いのは、やってくれた家事のやり方を非難してしまうこと。家事って無意識のうちに育ってきた環境のやり方が身についていますよね。人によって全然違うのに、気が付かずに自分のやり方を押し付けようとしてしまうときがあります。

夫と一緒に暮らし始めてすぐ、実家の母が家族全員分の洗濯物を一度に洗っていたように、私も自分と夫の分の洗濯物を一緒に洗おうとしました。夫の靴下は全部丸まっていて、シャツは全部裏返し。これを直すのは手間だったので「次からは自分で直してね」と注意したところ、「そんな面倒なことやるくらいなら、自分の分は自分のやり方で自分で洗濯する」と言われました。それ以来洗濯は各自でという方針です。

あんなやり方じゃ靴下はイマイチきれいにならないだろうと思いますが、彼が気にならず足が臭くて人に不快感を与えるわけではないなら、本人のやりたいようにやればいいと思います。夫の洗濯物は洗わない、自分でやりたいようにやらせている、と言うと日本人の友人には大概驚かれるのですが、相手のやり方を尊重するのが、家事をしてもらうための第一歩だと思うのです。

 

シーツやタオルなどの共有の大物は、大体いつも私が洗っていて、上に書いたケンカの種によくなるのですが、夫が洗ってくれても洗濯機にパンパンに詰めすぎな上に干すときも床についていたりで(冬のイギリスは寒すぎて室外に干せません)、どうしてもやり方に不満が残ります。こういうときも、すぐには注意せず問題が起こった後に注意するようにしています。

床についていた部分だけが乾かなかったり、洗濯機に詰めすぎでタオルが臭かったりするので、そうした事実を伝えてやり方を改めてもらうようにしています。地道な努力の甲斐あって、最近はかなり良くなってきました。結果として問題が起こらないのであれば、自分とやり方が違うということを受け入れ、えー、と思ってもその言葉をグッと飲み込むようにしています。だって問題はないのですから。

 

冗談を交えて伝える

仕事に復帰してからは、夫は娘の離乳食作りも協力してくれるようになってきました。アレルギーもなく何でも食べる娘ですが、塩分や脂肪分に気を付けたり、手づかみで食べやすいように工夫したり、気を付けることは色々あります。

先日は夫に野菜入りオムレツを作ってもらいましたが、私の説明が悪かったせいもあって明らかにチーズが多すぎる…口頭で入れる具の分量と火の強さを教えていたのですが、「チーズちょっとだけ」としか伝えなかったので、ちょっとの量が夫と私で全然違ったようです。

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そのオムレツではないけど手づかみ大好きな娘

 

夫は作った料理を食べる前にケチをつけられるのを一番嫌います。なので、「今日のオムレツはDaddy specialでチーズたっぷりだね!」と言いながら、とりあえず少しだけ娘に食べさせてみることにしました。これで夫も不快に思わずに、チーズが多すぎたと気づいてくれたようです。あまりにパクパク食べるなら半分でやめさせるところでしたが、結局味が濃すぎたのかチーズのせいで固すぎたのか、娘はあまり食べてくれなかったので、次からは気を付けてくれそうです。

「ちょっと」とか自分の感覚で何かをお願いするのは、誤解の原因になるからよくないですね。自分も悪かったからこそ、相手の失敗を非難することなく伝えることが大事だと感じました。

 

感謝と気づかい

結局、自分が言おうとしていることや、やろうとしていることを相手がどう感じるか先に考えてあげられるか、ということ。そして、相手がしてくれたことに感謝を忘れなければ、比較したり非難したりすることも避けられるのでしょう。余裕がないときはなかなかそうはいかないのですが、感情のままに口から言葉を吐き出す前に、一度深呼吸して気持ちを落ち着かせると、上のことを思い出せたりします。

これから娘が大きくなってきたら、彼女にも嫌な言い方しちゃったりするんだろうなぁ、と思うと気が重いです。でも、できるだけ今のうちから夫で練習して、少しでもましな自分になれればいいなぁ、と思います。